症状にお困りの方へ全般性不安障害(GAD)

全般性不安障害(GAD)とは
全般性不安障害は、日常のさまざまな出来事に対して、過度な不安や心配が続く状態です。心配の内容は特定のものに限らず、仕事、健康、人間関係、将来など多岐にわたります。
「考えすぎてしまう」「いつも何かに備えていないと落ち着かない」といった状態が長く続くことで、心身に負担がかかってしまいます。
よく見られる症状
- ささいなことでも過剰に心配してしまう
- 不安が頭から離れず、集中できない
- 落ち着かず、そわそわしてしまう
- 疲れやすい、眠れない、筋肉がこわばる
- 「何か悪いことが起きるかもしれない」と常に備えてしまう
こうした不安が6か月以上続き、日常生活に支障をきたす場合、GADの可能性があります。
周囲の理解とサポート
全般性不安障害の方は、「心配しすぎ」と言われることが多く、理解されにくい苦しさを抱えています。
しかし、本人にとっては現実的で切実な不安であり、努力しても止められないことが多いのです。
「大丈夫だよ」と安心を伝えることや、「一緒に考えよう」と寄り添う姿勢が、心の負担を軽くする助けになります。